当尾(とうの)の石仏をめぐる!
岩船寺
JR加茂駅からコミュニティーバスに乗って岩船寺へ。平安時代のお寺で、四季折々の花が楽しめます。訪れたのは4月で山つつじがきれいに咲いていました。本尊は行基作と言われる阿弥陀如来坐像で、重要文化財に指定されています。
当尾の石仏
この地域は、奈良仏教から離れた僧侶が草庵を作り、それが塔頭になり「塔の尾根」ができ、それが「当尾」(とうお)という地名になったと言われています。鎌倉時代後期から室町時代にかけては多くの石仏が造立され、現在は石仏をめぐるルートがハイキングコースになっています。岩船寺を出て1つ目は「三位地蔵」です。
続いて「ミロクの辻弥勒磨崖仏」。
「一願不動」。ちょっと薄彫りですね。
「眠り仏」。お地蔵さんが土に埋もれています。
「わらい仏」別名「阿弥陀三尊像」。ちゃんと仏さまの形が分かる磨崖仏です。
「からすの壺二尊」。岩の2面に仏像が彫られています。からすは「唐臼」と書くようです。
「やぶの中三尊」。その名の通り少しやぶの中にあります。当尾の石仏にある年号銘中最古のものだそうです。
浄瑠璃寺
岩船寺から約2kmほどハイキングして浄瑠璃寺にたどり着きました。浄瑠璃寺は美しい浄土式庭園と国宝の九体阿弥陀如来像が有名です。九体の阿弥陀如来が並ぶ本堂は彼岸(極楽)、池を挟んで反対側の三重塔がある場所が此岸(現世)と考えるようです。本堂の中では金色の阿弥陀如来像9体が池の方向を向いて並んでいて迫力とともに厳かさを感じます。のどかな自然とともに貴重な文化財を楽しむことができました。
お食事
浄瑠璃寺に併設する食堂「あ志び乃店」。ハイキングの後の冷たいお蕎麦は最高でした。
旅を日記に(奈良編)
奈良には古代から奈良時代の史跡がいっぱい。訪れた史跡を紹介します。
0コメント