橿原

古墳時代の文化財と藤原京。


橿原考古学研究所附属博物館

近鉄橿原神宮前の近くにある博物館です。古墳時代を中心に旧石器時代から室町時代にかけて奈良の出土物を展示しています。埴輪や銅鏡も貴重ですがひときわ目を引いたのは金色の馬具です。これは斑鳩の藤ノ木古墳から出土した副葬品で、未盗掘だったためか現在も鮮やかな金色です。藤ノ木古墳にはこの年の夏に訪れていて、近くの斑鳩文化財センターという展示場所で副葬品のレプリカを見ていました。そこでこの博物館に本物があると知り、今回訪れました。写真も撮られるのがとてもいいと思います。


新沢千塚古墳

博物館から2kmほどの所に古墳群があります。ポコポコと円墳が並んでいて、全部で600基ほどあるそうです。時代は最も古いもので4世紀頃、多いのは5世紀後半から6世紀前半にかけての時代のものだそうで、長い期間墓場として定着していたことが分かります。副葬品も多く出ていて、ガラス碗やガラス皿は重要文化財に指定され、東京国立博物館に収められています。一部は橿原考古学研究所附属博物館にも展示されています。


藤原宮跡

最後に藤原宮跡を訪れます。694年から平城京に遷都する710年まで都が置かれた場所で、大和三山である耳成山、香久山、畝傍山(うねびやま)の中心に位置しています。持統天皇、文武天皇、元明天皇の三代にわたり政治を行った場所ですが、現在は跡形もなくサッカーなどの遊び場や犬の散歩場所になっています。柱の跡が再現されて展示されていました。



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